186A アストロスケールホールディングス 企業サイト   Yahooファイナンス 日経新聞 株探 四季報 

基本データ
【業種】
サービス業

【市場】
グロース(内国株式)

【決算期】
4月

【会社設立】

【上場】
2024.6

【直近決算日】
2025-06-13(4Q)

【決算予定日】
2025-09-12 (16:00)


【時価総額】
816億7500万円

【PBR】

【配当利回り(予)】
0%

企業概要
当社グループは、人工衛星や宇宙デブリに対する軌道上サービスを提供する企業であり、日本を拠点とし、英国、米国、フランス、イスラエルなどにも展開している。
主力事業は、非協力物体に対するRPO技術を利用した、デブリ除去、衛星の寿命延長、観測・点検サービスを含む4つのサービス(ISSA、LEX、ADR、EOL)で構成されている。
この中でも、ELSA-dとADRAS-Jといった実証ミッションを通じて、その技術力を証明し、宇宙の持続的利用に貢献することを目指す。
また、2035年までにはサービスの多様化を進め、民間や政府機関からの需要を拡大し、成長を追求する方針である。

業績修正履歴
年度タイプ日付売上高営業利益経常利益純利益
2025-04新規(未定)2024-06-13未定未定未定未定
変更2024-12-138,000-17,000-18,500-18,500
変更2025-04-222,300()-19,500()-22,500()-22,500()
今期新規2025-06-135,000~6,000-10,300~-9,300-10,700~-9,700-10,700~-9,700
2025年07月29日更新

2【沿革】

提出会社の設立時点の親会社であるASTROSCALEPTE.LTD.は、創業者である代表取締役社長兼CEOの岡田光信が、2013年5月に将来の世代のために、安全で持続可能な宇宙開発を実現することを目指して、スペースデブリ(宇宙ゴミ。以下、「デブリ」)を除去することを目的とする初の民間企業として、シンガポールにて創業しました。

その後、上記の事業目的のもと、研究開発拠点として、2015年2月には日本に、2017年3月には英国に連結子会社を設立しました。2018年11月には合同会社アストロスケールを設立し、同年12月に同社を株式会社化し、商号を「株式会社アストロスケールホールディングス」に変更しました。2019年1月には株式会社アストロスケールホールディングスが、組織再編により当社グループの親会社となりました。

株式会社アストロスケールホールディングスの沿革は次の通りであります。

年月

概 要

2018年11月

小型衛星及び宇宙機器等の研究開発事業、宇宙空間の保全事業、並びに宇宙利用サービス事業を営む会社の株式を保有することにより、当該会社の事業活動を支配・管理することを目的として、東京都墨田区に資本金10千円で合同会社アストロスケールを設立。

2018年12月

合同会社アストロスケールを株式会社化し、当社の商号を株式会社アストロスケールホールディングスに変更。

2019年1月

当社の親会社であるASTROSCALE PTE. LTD.と、当社の連結子会社であるAstroscale Singapore Pte. Ltd.との間で、ASTROSCALE PTE. LTD.を被合併会社、Astroscale Singapore Pte. Ltd.を合併会社とし、その対価として当社の普通株式及び優先株式をASTROSCALE PTE. LTD.の株主に割当交付するAmalgamation(注1)を実施したことにより、当社が当社グループの親会社となる。

2019年3月

軌道上サービスの事業開発等を目的とした連結子会社、Astroscale U.S. Inc.を米国に設立。

2020年3月

静止衛星に対する寿命延長サービス等を提供するための技術開発等を目的とした連結子会社、Astroscale Israel Ltd.をイスラエルに設立。

2020年6月

イスラエルに所在する連結子会社Astroscale Israel Ltd.がEffective Space Solutions R&D Ltd.(イスラエル)から寿命延長サービス(Life Extension Service)事業を譲受。

2021年3月

連結子会社の経営管理と資金供給の観点からAstroscale Singapore Pte. Ltd.の連結子会社である株式会社アストロスケール及びAstroscale Ltdの全株式の譲渡を受け、株式会社アストロスケール及びAstroscale Ltdは、当社の完全連結子会社となる。

2021年3月

英国宇宙庁よりミッションライセンスを取得し、デブリ除去技術実証衛星(ELSA-d)を搭載したロケットの打上げに成功、ELSA-d技術実証実験が始動。

2021年8月

ELSA-dによる模擬デブリの捕獲に成功。

2022年1月

~4月

ELSA-dにより、自律制御機能と航法誘導制御アルゴリズムや絶対航法から相対航法への移行を含むデブリ除去のためのコア技術を実証。

2023年5月

本社を東京都墨田区内で移転。

2023年6月

軌道上サービスの事業開発等を目的とした連結子会社、Astroscale France SASをフランスに設立。

2024年2月

当社グループのサービサー衛星であるADRAS-Jを搭載したロケットの打上げに成功。

2024年6月

東京証券取引所グロース市場に株式を上場。

2024年5月

~11月

ADRAS-Jにより、対象デブリ後方約50mへの接近及び定点観測(計3回)並びに周回観測(計4回)に成功。その後、2回の最終接近を実施しPAF(注2)の下方約15mへの接近・位置付けに成功。さらに、各段階でアボート(注3)による衝突回避機能の有効性を実証。

(注)1.シンガポール会社法上の組織再編。以下同じ。

2.PAF:PayloadAttachFittingの略称。ロケットと衛星をつなぐ台座。将来デブリの除去としてその捕獲や軌道離脱も行うミッションADRAS-J2で捕獲箇所として想定。

3.アボート:対象物体への衝突を回避するためマヌーバを実施し安全な距離まで待避すること。

ASTROSCALEPTE.LTD.の沿革は次の通りであります。

年月

概 要

2013年5月

シンガポールに資本金280千シンガポールドルで設立。

2014年8月

航空宇宙関連部品製造を行う株式会社由紀精密(現 由紀ホールディングス株式会社の子会社)との業務資本提携契約を締結。

2015年2月

デブリの除去に関する小型衛星、宇宙機器、製造機器等の設計、研究、開発、加工、組立、保守及び販売等を目的とした連結子会社、株式会社アストロスケールを東京都墨田区に設立。

2017年3月

地上管制、ライセンシング、保険契約の締結等を目的とした連結子会社、Astroscale Ltdを英国に設立。

2018年7月

神奈川県横浜市戸塚区に自社アンテナを設置。

2018年11月

連結子会社として、合同会社アストロスケールを東京都墨田区に、当社グループの研究・開発及び製造・販売を統括する中間持株会社として、Astroscale Singapore Pte. Ltd.をシンガポールに設立。

2019年1月

当社の連結子会社であるAstroscale Singapore Pte. Ltd.を合併会社、当社の親会社であったASTROSCALE PTE. LTD.を被合併会社とし、その対価として当社の普通株式及び優先株式をASTROSCALE PTE. LTD.の株主に割当交付するAmalgamationを実施したことにより、当社の完全連結子会社となる。