- 【業種】
- 医薬品
- 【市場】
- グロース(内国株式)
- 【決算期】
- 9月
- 【会社設立】
- 【上場】
- 2024.7
- 【直近決算日】
- 2025-05-14(2Q)
- 【決算予定日】
- 未定
- 【時価総額】
- 91億6800万円
- 【PBR】
- 3倍
- 【配当利回り(予)】
- 0%
この技術を用いた自社開発事業と共同開発事業の二つのビジネスモデルを展開し、主にエーザイ株式会社や大原薬品工業株式会社といった大手製薬会社との提携を通じて収入を得ている。
自社開発では、高い未充足医療ニーズに対する疾患を選定し、ヒット化合物を創出することで臨床化を目指す方針であり、共同開発では既存の創薬標的に対して当社の技術を対応させ、より効率的な化合物の探索を行う。
また、PepMetics技術による新しい創薬アプローチは細胞内でのタンパク質間相互作用を制御できる可能性があり、これにより革新的な治療法の開発が期待される。
年度 | タイプ | 日付 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
今期 | 新規 | 2024-11-14 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
2【沿革】
当社の前身であるPRISMBioLab株式会社は、ペプチド模倣低分子化合物を用いて新薬を開発することを目指して2006年に設立されました。10年以上にわたる研究開発の結果、臨床候補化合物を見出し、数多くのシード化合物を生み出しています。
また、当社の独自の低分子創薬手法を用いて、これまで創薬が困難とされてきた標的に対して有望な化合物を見出すPepMetics技術(PeptideMimetics-タンパク質に存在するヘリックス構造及びターン構造を模倣した化合物を開発・合成する独自の技術)を確立してまいりました。
当社の本書提出日までの変遷の概要は以下のとおりです。
年月 |
概要 |
2006年11月 |
当社の前身であるPRISM BioLab㈱(旧 ㈱PRISM Pharma)を設立 |
2007年4月 |
神奈川県横浜市緑区に事務所及び研究所を開設 |
2011年4月 |
エーザイ㈱とPRI-724のガン分野における導出契約締結 |
2012年4月 |
社名を㈱PRISM Pharmaに変更すると共に、自社開発事業を中心に展開するため当社、㈱PRISM BioLabを新設分割により設立 |
2013年7月 |
エーザイ㈱との共同研究で経口剤となるE7386を創出し、当社研究成果をエーザイ㈱に導出(その後、E7386に資源集中するために2015年にPRI-724は契約解消) |
2017年3月 |
製薬会社の創薬ターゲットに対してヒット化合物(*)を創出する共同開発事業を本格的に開始 |
2018年5月 |
大原薬品工業㈱にPRI-724のガン以外の分野における導出契約締結 |
2018年10月 |
当社が㈱PRISM Pharmaを吸収合併 |
2020年5月 |
Boehringer Ingelheim International GmbH社との間で、複数の創薬ターゲットに関する研究及び導出契約を締結 |
2020年7月 |
本社を湘南ヘルスイノベーションパーク(神奈川県藤沢市)内へ移転 |
2020年11月 |
Merck KGaA社との間で、複数の創薬ターゲットに関する研究及び導出契約を締結 |
2021年6月 |
フランスの製薬大手LES LABORATOIRES SERVIER社との間で創薬に関する業務提携契約を締結 |
2021年11月 |
エーザイ㈱と共同で創製したCBP/β-catenin阻害剤E7386について、臨床におけるPOC(Proof of Concept:創薬概念の検証)を達成 |
2021年12月 |
製薬大手RocheグループのF. Hoffmann-La Roche Ltd.社及びGenentech, Inc.社との間で、研究及び導出契約を締結 |
2022年4月 |
大原薬品工業㈱に導出したPRI-724について、臨床におけるPOCを達成 |
2023年5月 |
大原薬品工業㈱と導出契約に基づく第Ⅱ相臨床試験の開始によるマイルストン達成 |
2023年11月 |
Eli Lilly and Company社との間で、複数の創薬ターゲットに関する共同研究及び導出契約を締結 |
2024年4月 |
小野薬品工業㈱との間でガン領域における創薬に関する導出契約を締結 |
2024年7月 |
株式会社東京証券取引所グロース市場に上場 |
2024年9月 |
東京都中央区に東京オフィスを開設 |
(*)ヒット化合物:あるスクリーニング系で設定した活性基準を満たすことが見出された化合物