- 【業種】
- 医薬品
- 【市場】
- グロース(内国株式)
- 【決算期】
- 12月
- 【会社設立】
- 【上場】
- 2008.3
- 【直近決算日】
- 2025-05-09(1Q)
- 【決算予定日】
- 2025-08-06 (16:00)
- 【時価総額】
- 62億1000万円
- 【PBR】
- 3.17倍
- 【配当利回り(予)】
- 0%
主な事業として、自社での医薬品候補化合物の研究開発を行い、その成果物のライセンス供与を通じて収益を上げる創薬事業と、製薬企業や大学に対してキナーゼタンパク質やアッセイキットを販売し、創薬プロセスを支援する創薬支援事業がある。
特に、キナーゼを標的とした治療法は、医療経済への貢献や個別化医療の実現に寄与することが期待されており、企業の技術基盤は世界的にも高く評価されている。
これらの取り組みにより、未だ十分な治療法が確立していない疾患に対する新薬の創出を目指す。
年度 | タイプ | 日付 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
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2022-12 | 新規 | 2023-02-10 | 902 | -1,890 | -1,911 | -1,936 |
変更 | 2023-12-14 | 1,610(⬆) | -1,183(⬆) | -1,203(⬆) | -1,229(⬆) | |
2024-12 | 新規 | 2024-02-09 | 925 | -2,201 | -2,208 | -2,225 |
変更 | 2024-12-19 | 630(⬇) | -2,153(⬆) | -2,168(⬆) | -2,180(⬆) | |
今期 | 新規 | 2025-02-10 | 722 | -2,133 | -2,137 | -2,147 |
2【沿革】
(1)当社設立の経緯
1999年4月にオランダの製薬企業OrganonN.V.(以下「N.V.オルガノン」という)は、鐘紡株式会社より新薬事業の営業譲渡を受け、この中の研究部門が母体となり、同社の日本法人である日本オルガノン株式会社(以下「日本オルガノン」という)内に医薬研究所が開設されました。当該研究所は、2001年よりキナーゼ(*)に特化して、新規キナーゼ探索、遺伝子クローニング、キナーゼの発現、キナーゼのアッセイ(*)系構築を行ってきました。ところがその後、N.V.オルガノンは、主力製品の特許切れにより業績に陰りが見えたため、全世界的なリストラを開始し、その結果、2002年11月には日本オルガノンの医薬研究所の存続が不透明となりました。そこで、当時の日本オルガノンの医薬研究所の幹部である当社創業メンバーは、医薬品のターゲットとしてキナーゼが高い注目を集めていることから、キナーゼ関連の創薬及び創薬支援事業には大きなビジネスチャンスがあると判断し、日本オルガノンから分離・独立してバイオベンチャーを設立することを日本オルガノン及びN.V.オルガノンに打診、話し合いの結果、2003年4月にカルナバイオサイエンス株式会社を設立しました。
(2)当社社名の由来
当社の社名である「カルナ(Carna)」はローマ神話の「人間の健康を守る女神」です。また「身体の諸器官を働かせる女神」、「人間生活の保護女神」などとも言われています。
当社は生命科学「バイオサイエンス(Bioscience)」を探究することで「人々の生命を守り、健康に貢献することを目指す。」ことを基本理念としています。当社はまさに「カルナ(Carna)=人間の健康を守る女神」でありたいと考えています。
年月 |
概要 |
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2003年 |
4月 |
日本オルガノン株式会社をスピンオフし、兵庫県神戸市にキナーゼ(*)に特化した創薬支援事業及び創薬事業の展開を目的として、カルナバイオサイエンス株式会社(資本金10百万円)を設立 |
2003年 |
10月 |
神戸国際ビジネスセンター(KIBC)にて業務を開始 |
2004年 |
8月 |
神戸バイオメディカル創造センター(BMA)に研究室を新規開設し、低分子化合物の初期評価を行うための動物実験を開始 |
2007年 |
10月 |
創薬研究(*)のさらなる加速を目的として、神戸健康産業開発センター(HI-DEC)に化学実験施設を新規開設 |
2008年 |
3月 |
ジャスダック証券取引所NEOに株式を上場 |
2008年 |
4月 |
CarnaBio USA, Inc.を米国マサチューセッツ州に設立(現 連結子会社) |
2008年 |
12月 |
神戸バイオメディカル創造センターに本社及び研究所(以下「本社」、「BMAラボ」という)を移転集約 |
2010年 |
4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所との合併に伴い、大阪証券取引所(NEO市場)に株式を上場 |
2010年 |
10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場 |
2013年 |
7月 |
大阪証券取引所及び東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場 |
2019年 |
2月 |
米国カリフォルニア州に臨床開発オフィスを開設 |
2022年 |
4月 |
東京証券取引所グロース市場に市場区分を変更 |
(注)*を付している専門用語については、「第4提出会社の状況4コーポレート・ガバナンスの状況等」の末尾に用語解説を設け、説明しております。