- 【業種】
- 医薬品
- 【市場】
- グロース(内国株式)
- 【決算期】
- 3月
- 【会社設立】
- 【上場】
- 2021.6
- 【直近決算日】
- 2025-05-15(4Q)
- 【決算予定日】
- 2025-08-14 (15:35)
- 【時価総額】
- 61億0600万円
- 【PBR】
- 4.51倍
- 【配当利回り(予)】
- 0%
主力事業は医薬品開発で、特にファージディスプレイ法やシングルBセルスクリーニング法を活用して、高親和性の抗体を取得し、抗体薬物複合体(ADC)などの革新的な医薬品としての可能性を追求している。
また、抗体に放射性同位体を結合させた治療用抗体の開発も進めており、PPMX-T002やPPMX-T003を代表とする抗体は、がん細胞への高い特異性を誇る。
さらに、当社は抗体研究支援として、アカデミアや製薬企業に向けた研究受託サービスも提供しており、高機能抗体の高効率な取得を実現している。
年度 | タイプ | 日付 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
2023-03 | 新規 | 2022-05-13 | 77 | -703 | -736 | -854 |
変更 | 2023-04-25 | 94(⬆) | -694(⬆) | -689(⬆) | -787(⬆) | |
2024-03 | 新規 | 2023-05-12 | 100 | -991 | -991 | -1,185 |
2025-03 | 新規(未定) | 2024-05-15 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
変更 | 2025-03-31 | 120 | -843 | -846 | -920 | |
今期 | 新規 | 2025-05-15 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
2【沿革】
当社は、2001年2月に東京大学先端科学技術研究センター・システム生物医学ラボラトリー(LSBM)で開発された蛋白質発現・抗体(注1)作製技術を基盤として、診断・創薬標的に対応する抗体の医療への活用を目指して設立されました。
年月 | 概要 |
2001年2月 | 東京都文京区において当社設立 |
2002年10月 | 研究用試薬としての抗体販売を開始 |
2003年4月 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「タンパク質相互作用解析ナノバイオチッププロジェクト」に参加 |
2003年7月 | 本社を東京都渋谷区に移転 |
2004年8月 | R&D Systems Inc.と研究試薬の販売に関する販売代理店契約を締結し、全世界で販売開始 |
2004年9月 | 本社を東京都目黒区に移転 |
2005年9月 | 核内受容体全48種類に対する抗体の販売を開始 |
2006年9月 | 中外製薬株式会社とグリピカン3抗体の特許を受ける権利等の譲渡に関する権利譲渡契約を締結(PPMX-T001) |
2008年9月 | 研究用試薬「PTX3 ELISAキット」の販売を開始 |
2008年11月 | グリピカン3抗体の第Ⅰ相試験が米国で開始(PPMX-T001) |
2009年1月 | 富士フイルム株式会社が、第三者割当増資により、当社株式の76.68%を保有し当社の親会社となる |
2011年1月 | 放射性同位体(注2)標識カドヘリン3抗体を富士フイルム株式会社に導出(PPMX-T002) |
2014年12月 | トランスフェリン受容体抗体が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の研究成果最適展開支援プログラム実用化挑戦タイプ(創薬開発)の課題として採択される(PPMX-T003) |
2015年9月 | 薬物結合カドヘリン3抗体を富士フイルム株式会社に導出(PPMX-T004) |
2016年1月 | 放射性同位体標識カドヘリン3抗体の第Ⅰ相試験が米国で開始(PPMX-T002) |
2018年3月 | 富士フイルム株式会社は、第三者割当増資により、当社株式の保有割合が48.62%となり、当社のその他の関係会社となる |
2019年1月 | ファージディスプレイ技術の維持発展と抗体医薬品の研究開発促進を目的として愛知県名古屋市千種区に名古屋ラボを開設 |
2019年11月 | 当社初の自社治験となるトランスフェリン受容体抗体の真性多血症を対象とした第Ⅰ相試験が日本で開始(PPMX-T003) |
2020年4月 | 放射性同位体標識カドヘリン3抗体医薬の抗がん剤の第Ⅰ相試験が日本で開始(PPMX-T002) |
2021年6月 | 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 |
2022年3月 | アグレッシブNK細胞白血病(ANKL)を対象とした研究開発が令和4年度の国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の創薬支援推進事業・希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業プログラムの課題として採択される(PPMX-T003) |
2022年3月 | PPMX-T002及びPPMX-T004の富士フイルム株式会社との実施許諾契約を解除 |
2022年4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場に移行 |
2022年9月 | 富士フイルム株式会社が、当社のその他の関係会社でなくなる |
2023年3月 | ANKLを対象とした医師主導第I/II相試験の治験計画届を提出し承認される(PPMX-T003) |
2023年7月 | 本社を東京都中央区に移転 |
2025年2月 | ANKLを対象とした研究開発が令和7年度のAMEDの創薬支援推進事業・希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業プログラムの課題として採択される(PPMX-T003) |
(注)1.抗体:抗原(免疫反応を引き起こす物質)の構造に応じて1対1の関係で特異的に結合する蛋白質。この特異的な結合力を利用して、がんや感染症、疾患を診断・治療する医薬品(分子標的薬)に応用されます。
2.放射性同位体:放射線を放出する同位体(同じ陽子数で中性子数が異なるものを同位体という)。