4884 クリングルファーマ 企業サイト   Yahooファイナンス 日経新聞 株探 四季報 

基本データ
【業種】
医薬品

【市場】
グロース(内国株式)

【決算期】
9月

【会社設立】

【上場】
2020.12

【直近決算日】
2025-05-12(2Q)

【決算予定日】
2025-08-08 (15:40)


【時価総額】
58億0500万円

【PBR】
3.61倍

【配当利回り(予)】
0%

企業概要
この企業は、難治性疾患に特化した医薬品の研究開発を行う大学発のバイオベンチャーであり、特に肝細胞増殖因子(HGF)を基盤とした新たな治療薬に注力している。
開発の進行中においては、脊髄損傷急性期、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、声帯瘢痕、急性腎障害などの疾患に対して臨床試験を実施しており、いずれも重要な治療の選択肢を提供する可能性を持つ。
自社開発から販売承認までの一貫体制を志向しており、特に臨床試験の結果をもとにした医薬品の製造販売を自社で行うことを基本方針としている。
さらに、大学との共同研究や国内外の企業との連携により、新たな適応症の開発や技術の強化を進め、将来的な市場拡大も視野に入れている。

業績修正履歴
年度タイプ日付売上高営業利益経常利益純利益
2023-09新規2022-11-1468-993-953-955
2024-09新規2023-11-13272-1,133-1,107-1,109
変更2024-08-0979()-1,003()-940()-942()
今期新規2024-11-13272-1,379-1,379-1,380
2024年12月23日更新

2【沿革】

年月

概要

2001年12月

医薬品、遺伝子治療に関する研究開発を事業目的として、大阪市北区にクリングルファーマ株式会社(資本金10,000千円)を設立

2002年8月

本社を大阪市北区から大阪市中央区に移転

2004年7月

本社を大阪市中央区から大阪府豊中市に移転

2004年10月

大阪府茨木市に研究所を開設

2005年5月

中村敏一氏(大阪大学名誉教授)より、HGFタンパク質の開発実施権の許諾を得て、新規パイプラインとして開発を開始。(開発コード:KP-100)

2007年6月

GMP準拠によるKP-100原薬を量産する製造方法を確立

2007年7月

HGFに関する基礎研究を目的として大阪大学にクリングルファーマ再生創薬研究部門を開設(2012年3月に閉鎖)

2007年11月

HGFからなる動物用医薬品の早期実用化を目的として、日本全薬工業株式会社と共同研究契約及びライセンス契約を締結

2008年10月

米国において、腎不全患者を対象とするKP-100の第Ⅰa相試験を開始

2009年7月

米国における、腎不全患者を対象とするKP-100の第Ⅰa相試験を終了

2010年9月

米国において、慢性腎不全患者を対象とするKP-100の第Ⅰb相試験を開始

2011年12月

日本において、筋萎縮性側索硬化症(以下、ALSという)患者を対象とした第Ⅰ相試験を開始

2012年4月

米国における、腎不全患者を対象とするKP-100の第Ⅰb相試験を終了

2012年6月

本社を大阪府豊中市から大阪府茨木市に移転

2014年6月

日本において、脊髄損傷急性期患者を対象としたKP-100ITの第Ⅰ/Ⅱ相試験を開始

2014年11月

日本において、声帯瘢痕患者を対象としたKP-100LIの第Ⅰ/Ⅱ相試験(医師主導)を開始

2015年3月

日本における、ALS患者を対象としたKP-100ITの第Ⅰ相試験を終了

2016年5月

日本において、ALS患者を対象としたKP-100ITの第Ⅱ相試験(医師主導)を開始

2016年11月

日本における、声帯瘢痕患者を対象としたKP-100LIの第Ⅰ/Ⅱ相試験(医師主導)を終了

2018年6月

当社が製造した組換えヒトHGFタンパク質を株式会社リプロセルより研究用試薬として販売開始

2018年10月

日本における、脊髄損傷急性期患者を対象としたKP-100ITの第Ⅰ/Ⅱ相試験を終了

2019年9月

厚生労働省が脊髄損傷急性期を対象とするKP-100ITを希少疾病用医薬品として指定

2020年3月

東邦ホールディングス株式会社との資本業務提携を通じて、脊髄損傷急性期を対象とするKP-100IT医薬品の卸売流通体制を構築

2020年4月

米国クラリス・バイオセラピューティクス社とライセンス及び供給契約を締結

2020年7月

日本において、脊髄損傷急性期患者を対象としたKP-100ITの第Ⅲ相試験を開始

2020年8月

丸石製薬株式会社との資本業務提携を通じて、脊髄損傷急性期を対象とするKP-100IT医薬品の販売体制を構築

2020年12月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2021年2月

慶應義塾大学医学部との脊髄損傷に対するHGF(肝細胞増殖因子)治療を応用した複合的研究に関する共同研究契約締結

2021年8月

米国クラリス・バイオセラピューティクス社による神経栄養性角膜炎を対象とする第Ⅰ/Ⅱ相試験の開始

2021年9月

組換えヒトHGFタンパク質(KP-100)の国際一般名称が「Oremepermin Alfa」(オレメペルミン アルファ)に決定

2021年12月

日本における、ALS患者を対象としたKP-100ITの第Ⅱ相試験(医師主導)を終了

2022年3月

慶應義塾大学医学部岡野栄之教授が科学アドバイザーに就任

2022年3月

慶應義塾大学医学部と慢性期脊髄損傷に対する治療に関する特許を共同出願

2022年4月

東京証券取引所グロースに市場区分を変更

2022年9月

慶應義塾大学医学部と脊髄損傷に対するHGFとiPS細胞併用治療に関する特許を共同出願

2022年11月

組換えヒトHGFタンパク質の新たな製造方法に関する特許を出願

2022年11月

日本において、声帯瘢痕患者を対象としたKP-100LIの第Ⅲ相試験を開始

2023年9月

米国において、組換えヒトHGFタンパク質製造の効率・拡大化に向けてクラリス・バイオセラピューティクス社との協業開始

2023年9月

日本における、脊髄損傷急性期患者を対象としたKP-100ITの第Ⅲ相試験を終了

2024年2月

日本における、脊髄損傷急性期患者を対象としたKP-100ITの第Ⅲ相試験の速報結果を入手

2024年5月

組換えヒトHGFタンパク質(KP-100)の日本医薬品一般名称が「オレメペルミン アルファ(遺伝子組換え)」に決定

KP-100ITはKP-100を主成分とする、脊髄腔内投与用製剤です。

KP-100LIはKP-100を主成分とする、局所投与用製剤です。