- 【業種】
- 情報・通信業
- 【市場】
- スタンダード(内国株式)
- 【決算期】
- 11月
- 【会社設立】
- 【上場】
- 2023.2
- 【直近決算日】
- 2025-07-11(2Q)
- 【決算予定日】
- 未定
- 【時価総額】
- 42億5400万円
- 【PBR】
- 3.13倍
- 【配当利回り(予)】
- 1.75%
このスタックは、WordPress等のCMSやWebシステムを高速かつ安全に稼働させることを目的としており、特に「WEXAL®PageSpeedTechnology®」や戦略AI「ONIMARU®David」を活用し、Webページの表示速度を最適化する。
そのサービスは「KUSANAGIマネージドサービス」「クラウドインテグレーションサービス」「ライセンス販売」の三つに分類され、法人顧客に対するサブスクリプション型の保守・運用サービスを提供する。
フリーミアムモデルを採用し、「KUSANAGI」の無償版により認知度を高めながらも、有償サービスへの移行を図る戦略がある。
国内外での展開が進み、37カ国203リージョンでの利用を実現している。
年度 | タイプ | 日付 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
2024-11 | 新規 | 2024-01-12 | 1,016 | 383 | 381 | 260 |
変更 | 2024-06-13 | 844(⬇) | 170(⬇) | 170(⬇) | 119(⬇) | |
今期 | 新規 | 2025-01-14 | 1,000 | 225 | 224 | 155 |
2【沿革】
当社創業者である中村けん牛は、中小企業向けWebマーケティングサービスの将来性を確信するに至り、2002年12月に当社を設立いたしました。
2006年になってシステムインテグレーション事業に絞り、自社開発のブログシステム、PHPフレームワーク(注1)、CMS(注2)、仮想マシンを用いたサービスを提供することといたしました。この中でCMSとしてのWordPress(注3)の隆盛を認識し2008年からはWordPress専業のシステムインテグレーターとなりました。
WordPress専業のシステムインテグレーターとしての知見を積み重ね、2015年にソフトウェア(WordPress)の実行のための「オペレーティングシステム」「ミドルウェア」「アプリケーション」のすべてのレイヤーに対し一貫した技術力を背景に超高速CMS実行環境「KUSANAGI」を開発し、2016年より「KUSANAGI」を利用する顧客のWebサイトの保守・運用を行うマネージドサービス「KUSANAGIマネージドサービス」を提供してまいりました。
2019年にはWeb表示高速化エンジンの「WEXAL®PageSpeedTechnology®」と2020年には戦略AI「ONIMARU®David」を開発し、「KUSANAGI」の最上位版である「KUSANAGIPremiumEdition」として提供を開始いたしました。超高速CMS実行環境「KUSANAGI」、Web表示高速化エンジン「WEXAL®PageSpeedTechnology®」、戦略AI「ONIMARU®David」によって構成するプロダクト群を「KUSANAGIStack」と定義し、事業内容もKUSANAGIStack事業と名称変更して現在に至っております。
年月 | 概要 |
2002年12月 | 埼玉県朝霞市において資本金21,000千円でプライム・ストラテジー株式会社を設立 |
2003年4月 | 東京都港区へ本社移転 Webシステム開発・Webサイト構築事業、Webマーケティング事業、サーバホスティング事業及びサービスの提供を開始 |
2004年5月 | 第三者割当増資により資本金28,000千円に増資 |
2005年3月 | 第三者割当増資により資本金33,000千円に増資 |
2005年4月 | オフショア開発のためインドネシア共和国ジャカルタ首都特別州に「PT. Prime Strategy Indonesia」(以下、「旧PT. Prime Strategy Indonesia」)を設立 |
2006年2月 | 第三者割当増資により資本金40,000千円に増資 事業内容をクラウドインテグレーション事業に統一 |
2006年9月 | 「旧PT. Prime Strategy Indonesia」を清算 |
2006年10月 | 東京都千代田区へ本社移転 |
2008年11月 | WordPressを中心としたシステムインテグレーションの提供を開始 |
2009年5月 | 東京都港区へ本社移転 |
2012年11月 | 東京都千代田区へ本社移転 |
2014年2月 | インドネシア法人「PT. Prima Softindo」の株式を90%取得し、「PT. Prime Strategy Indonesia」に商号変更、子会社化 |
2015年6月 | WordPressを高速・高セキュリティに稼働させる実行環境「KUSANAGI」を開発 |
2015年7月 | 「KUSANAGI」をパブリッククラウドにリリース |
2015年9月 | 海外向け販路確立のためシンガポール共和国シンガポール市に100%子会社「Prime Strategy Singapore Pte. Ltd.」を設立 |
| 海外向け販路確立のため米国ニューヨーク州に100%子会社「PRIME STRATEGY NEW YORK, INC.」を設立(現 連結子会社) |
2016年8月 | 「KUSANAGI」の保守運用サービスである「KUSANAGI公式サポートサービス(WordPressサポートサービス・KUSANAGIサポートサービス・KUSANAGIマネージドサービス)」の提供を開始 |
2018年4月 | 「KUSANAGI」がGoogle Cloud launcher(現 Google Cloud Platform Marketplace)に国内プロダクトとして初めて登録 |
2018年9月 | 「PT. Prime Strategy Indonesia」の発行済株式を追加取得し、議決権比率を95%とする |
2019年1月 | 企業向け有償版サービス「KUSANAGI for AWS Business Edition」の提供を開始 |
2019年7月 | ウェブサイト表示の高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology®」を発表するとともに、モバイル表示高速化サービス「WEXAL® モバイル表示高速化サービス」の提供を開始 |
2019年8月 | 企業向け有償版の最上位サービス「KUSANAGI for Microsoft Azure Premium Edition」の提供を開始 |
年月 | 概要 |
2020年4月 | 戦略AI「ONIMARU® David」を発表するとともに、「ONIMARU® David」を組み込んだウェブサイト表示の高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology® 2.0」の提供を開始 AI(人工知能)による自動化を推進することを企業戦略として掲げ、「全社AIカンパニー化」を宣言 |
2020年5月 | 「PT. Prime Strategy Indonesia」の全株式を譲渡 |
2020年6月 | 『APAC CIO Outlook』誌が選ぶ「クラウドコンサルティング/サービス企業 TOP10」に選出 Python試験の無料模擬試験サイト「PRIME STUDY」を提供開始 |
2020年10月 | Webサイト最適化診断ツール「ONIMARU®」を無料公開 |
2021年1月 | CentOS Stream 8に対応した「KUSANAGI9」の提供を開始 |
2021年5月 | エックスサーバー株式会社と技術提携し、「KUSANAGI」の高速技術をエックスサーバー株式会社の各サービスへ提供開始 |
2021年10月 | 『APAC CIO Outlook』誌が選ぶ「2021年クラウドソリューションプロバイダーTop 10」「Company of the year」に選出 |
2021年11月 | 東京都主催「世界発信コンペティション」で超高速CMS実行環境「KUSANAGI」が東京都革新的サービス特別賞を受賞 |
2022年4月 | 「WEXAL® Page Speed Technology®」がGMOインターネット株式会社(現 GMOインターネットグループ株式会社)の「ConoHa WING by GMO」と「お名前.com レンタルサーバー」の利用者向けに無償提供開始 |
2022年5月 | Python試験・PHP試験の模擬問題サイト「PRIME STUDY」が開始2年弱で延べ受験回数10万回を突破 Automattic Inc.との提携によりWordPressのセキュリティスキャナー「WPScan」をマネージドサービスで提供開始 総合保証サービスのリーディングカンパニー株式会社イントラストと資本業務提携を締結 旅行事業やメディア事業等を展開する株式会社エアトリと資本業務提携を締結 投資銀行事業・テーマパーク事業等を展開するフィンテック グローバル株式会社と資本業務提携を締結 |
2022年10月 | 「KUSANAGI9」が「Movable Type」に対応 |
2023年2月 | 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 |
2023年9月 | 「Prime Strategy Singapore Pte. Ltd.」の全株式を譲渡 |
(注1)PHPフレームワーク:PHPを使用してWebアプリケーション開発する際の土台として機能するソフトウェアのことです。フレームワークを使用することで、開発を行う際によく使われる汎用的な機能を簡易に利用することができ、プログラムの記述量を大幅に削減し、開発工数を削減する事が可能です。
(注2)CMS:ContentsManagementSystem(コンテンツ・マネジメント・システム)の略で、Webサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを一元的に保存・管理するシステムのことです。一元管理することで、タイトル・本文を入力するだけで、自動的にヘッダーや右カラム・共通部品が適用されるため、ページ追加しやすいというメリットがあります。このようにCMSを導入することで専門知識なしでWebページの更新・追加が可能になるため、その利便性から企業がWebサイトを作成する場合等において利用されています。
(注3)WordPress:代表的なCMSの1つであり、企業のWebサイト作成において多く利用されています。
出典:「W3Techs」Usagestatisticsofcontentmanagementsystems
出典:「W3Techs」DistributionofcontentmanagementsystemsamongWebsitesthatuseJapanese