- 【業種】
- 情報・通信業
- 【市場】
- グロース(内国株式)
- 【決算期】
- 3月
- 【会社設立】
- 【上場】
- 2023.12
- 【直近決算日】
- 2025-05-14(4Q)
- 【決算予定日】
- 2025-08-13 (16:00)
- 【時価総額】
- 70億4000万円
- 【PBR】
- 3.48倍
- 【配当利回り(予)】
- 0%
コンサルティングサービスには、セキュリティアドバイザー、インシデント対応、メールセキュリティ、脆弱性診断、及び海外製のセキュリティ製品の販売代理が含まれ、顧客企業のセキュリティ環境の維持・向上を図っている。
SOCサービスでは、独自開発のSIEM「SOCEngine」を活用した監視・運用や、クラウド型EDR「KeepEye」を用いた監視サービスを提供し、24時間365日体制で顧客の情報システムを守る。
これにより、サイバー攻撃に対する迅速かつ効果的な対応が可能であり、ニーズの高まる低コストのセキュリティ対策を中小企業にも実現している。
企業の成長や安全な事業運営のため、安定したストック型の収益モデルを基盤にした長期的な顧客関係を築いている。
年度 | タイプ | 日付 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
2025-03 | 新規 | 2024-05-15 | 2,013 | 403 | 403 | 271 |
今期 | 新規 | 2025-05-14 | 2,519 | 519 | 521 | 352 |
2【沿革】
当社は、創業者の三輪信雄(現当社代表取締役社長)が「わが国の中堅以上の企業に対してコストパフォーマンスが高く、効率的なサイバーセキュリティサービスを提供したい」との思いから、2008年に東京都港区赤坂においてS&Jコンサルティング株式会社を創業したことに端を発します。
設立以降の当社に係る経緯は、以下のとおりであります。
年月 | 事項 |
2008年11月 | 東京都港区赤坂にサイバーセキュリティに関する各種サービスの提供を事業目的としたS&Jコンサルティング株式会社(代表取締役社長:三輪信雄、資本金10,000千円)を設立 |
2009年1月 | セキュリティ・コンサルティングサービス(現 コンサルティングサービス)を開始 |
2009年6月 | フォレンジックサービスを開始(注1) |
2009年12月 | 株式会社クマノミプランニング(代表取締役社長:三輪信雄、資本金50千円)を吸収合併 |
2012年10月 | 第三者割当増資実施(資本金:11,150千円) |
2014年5月 | SOC Engine®(当社アナリストのアドバイスによりお客様のインシデントレスポンスを支援するSOC運用サービス付SIEMサービス)の提供開始(注2) |
2014年12月 | S&J株式会社に商号変更 |
2015年3月 | ネットワーク機器やセキュリティデバイスから出力されたアラートやログなどを監視する「SOCサービス」を開始 |
2015年5月 | 業容拡大のため、本社を東京都港区西新橋(クロスオフィス内幸町)に移転 |
2015年7月 | ISO27001(ISMS)認証取得 |
2016年2月 | S&J Secure VDI®(Webメール経由でのマルウェア感染を防御するクラウド型VDIサービス)の提供開始(注3、4) |
2017年2月 | SOC Engine for PC Agent(クライアントPCにインストールしたエージェントから個々のPCの情報を取得し、お客様の環境のエンドポイントまで統合的に監視するサービス)の提供開始 |
2017年5月 | 業容拡大のため、本社を東京都港区西新橋(明産西新橋ビル)に移転 |
2017年10月 | 第三者割当増資実施(資本金:98,650千円) |
2018年6月 | KeepEye®(パソコン内でウイルスがする特徴的な挙動を検知・防御する仕組み)の提供開始 |
2020年2月 | 第三者割当増資実施(資本金:198,650千円) |
2020年3月 | 減資を実施(資本金:48,650千円) |
2020年9月 | S&J AD Agent®(サーバ内でのマルウェアの特徴的な挙動を検知・防御する仕組み)の提供開始 |
2021年5月 | 本社を東京都港区西新橋(西新橋PR-EX)に移転 |
2023年12月 | 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 |
2024年8月 | 業容拡大のため、本社を東京都港区新橋(日比谷ビルディング)に移転 |
(注)1.フォレンジックとは、不正アクセスや情報漏洩等が発生した際に、PCやサーバのデータやネットワーク機器のログ等を収集し、調査・解析することで原因究明を支援するサービスです。
2.SIEM(SecurityInformationandEventManagement)とは、様々なログを一元的に管理し、当該ログを自動的に相関分析して、セキュリティリスクの把握を行い、システム管理者の負担を軽減する「セキュリティ情報及びイベント管理製品」を指します。CSIRT(ComputerSecurityIncidentResponseTeam(緊急対応チーム)の略称)やSOC(SOC:SecurityOperationCenter:ネットワークの監視を行い、サイバー攻撃の検出と分析、対応を図る組織あるいは役割)の運営基盤としてセキュリティ情報を一元管理することを可能とする製品です。
3.VDI(VirtualDesktopInfrastructure)とは、サーバ上にデスクトップの機能を集約し、利用者のPC等の端末に画面を転送して利用する機能を指します。VDI利用の利点としては、データがサーバ上に保存され、PC等の端末に残らないことから情報漏洩のリスクを下げることにつながり、サーバに接続可能な場所であれば業務が実施できることから、業務の効率化や生産性の向上につながることも期待されます。
4.マルウェアとは、不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウエアや悪質なコードの総称で、ウイルス、ワーム、トロイの木馬等を含みます。