7096 ステムセル研究所 企業サイト   Yahooファイナンス 日経新聞 株探 四季報 

基本データ
【業種】
サービス業

【市場】
グロース(内国株式)

【決算期】

【会社設立】

【上場】

【直近決算日】
2025-05-13(4Q)

【決算予定日】
未定


【時価総額】
96億9300万円

【PBR】
3.66倍

【配当利回り(予)】
0%

企業概要
当社は、再生医療及び細胞治療を中心とした細胞バンク事業を展開しており、具体的には「さい帯血」と「さい帯」等の周産期組織から得られる細胞の分離・保管を行っている。
公的および民間のさい帯血バンクとして活動し、公的なバンクでは無償でさい帯血を提供を受け、医療ニーズに応じた保管を行う一方、民間バンクでは、「本人や家族」向けに有償での長期保管サービスを提供している。
当社は、細胞処理センターおよび細胞保管センターにおいて、幹細胞の分離、調製、超低温保管を実施しており、品質管理のためISO9001やAABBの認証も取得している。
最近では、2021年に「さい帯(へその緒)組織保管サービス」を開始し、再生医療分野における新たな取り組みを進めている。
これに加え、各種細胞の処理および研究開発も行い、将来の治療法開発にも積極的に貢献している。

業績修正履歴
年度タイプ日付売上高営業利益経常利益純利益
2023-03新規2022-05-122,140341341215
2024-03新規2023-05-112,509451451300
2025-03新規2024-05-143,000600600500
今期新規2025-05-133,000450450320
2025年06月24日更新

2【沿革】

年月

概要

1999年8月

「さい帯血」(注1)の分離・保管を行う細胞バンクを目的として、東京都港区に株式会社ステムセル研究所設立

1999年9月

当社初のさい帯血を保管

2002年1月

大阪府吹田市に近畿地区の拠点として大阪オフィスを開設

2002年11月

福岡県大野城市に九州地区の拠点として福岡オフィスを開設

2003年6月

愛知県名古屋市中区に東海地区の拠点として名古屋オフィスを開設

2004年5月

検体数の増加に伴い本社並びに細胞処理センターを東京都港区に移転

2007年5月

保管能力の増強を目的に細胞保管センターを神奈川県横浜市緑区へ移設

2008年3月

兵庫県神戸市中央区において当社保管のさい帯血が、白血病の移植治療に利用される

2009年4月

米国デューク大学で当社保管のさい帯血が脳神経疾患への再生医療に利用される

2011年4月

東京都港区の細胞処理センターにて、ISO9001を取得(注2)

2013年9月

株式会社日本トリム(東証一部、現 プライム)が当社株式の50.1%を取得

2016年2月

東京都港区の細胞処理センターにて「再生医療等安全性確保法」に基づく、特定細胞加工物製造許可を取得

2016年7月

品質管理向上のため、アメリカさい帯血協会(CBA)に加盟

2017年4月

高知大学医学部附属病院が実施する「小児脳性麻痺等に対する再生医療提供計画」において、特定細胞加工物製造委託契約を締結

2017年9月

厚生労働省健康局へ「臍帯血取扱事業の届出」を提出

2018年9月

東京大学医科学研究所と「臍帯の臨床応用に向けた技術開発と保管体制構築」に関する共同研究を開始

2019年7月

American Association of Blood Banks(AABB)認証取得(注3)

2019年12月

東京都港区に管理本部及び総合企画本部の拠点として虎ノ門オフィスを開設

2020年9月

東京大学医科学研究所及び東京大学医学部附属病院と自家さい帯由来細胞を用いた「周産期付属物由来細胞の臨床応用に向けた技術開発とバンキング体制構築」と、「自家臍帯由来細胞を用いたティッシュエンジニアリングの研究開発」に関する共同研究契約を締結

2020年10月

高知大学医学部附属病院が実施する「小児脳性麻痺など脳障害に対する同胞間臍帯血単核球細胞輸血」及び「小児脳性麻痺など脳障害に対する同胞間臍帯血有核細胞輸血」の臨床研究において、特定細胞加工物製造委託契約を締結

2020年10月

大阪大学大学院医学系研究科と他家細胞を用いた「臍帯組織由来幹細胞と半月板修復材を用いた新規半月板再生医療の開発研究」に関する共同研究契約を締結(注4)

2020年11月

大阪市立大学(現 大阪公立大学)を中心とする研究グループによる「低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する自己臍帯血治療」の第Ⅱ相多施設共同臨床研究において、特定細胞加工物(自己臍帯血細胞調整液)の製造業務委託契約を締結

2020年11月

慶應義塾大学医学部と「ヒト羊水幹細胞による周産期脳障害の細胞治療」に関する共同研究契約を締結

2021年3月

検体数の増加及び新たなサービスの開始に向け、神奈川県横浜市緑区の細胞保管センターの施設内に新たな細胞処理センター(横浜CPC)を開設

2021年3月

神奈川県横浜市緑区の細胞処理センターにて「再生医療等安全性確保法」に基づく、特定細胞加工物製造許可を取得

2021年4月

「さい帯(へその緒)組織保管サービス」の提供を開始

2021年6月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2021年6月

保管能力の増強を目的に細胞保管センターを神奈川県横浜市緑区に新設

2021年7月

一般社団法人 新経済連盟 (新経連)に加盟

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場へ移行

2022年4月

大阪大学大学院医学系研究科に共同研究講座「運動器スポーツバイオメカニクス学講座」を開設

年月

概要

2023年5月

東京都港区虎ノ門に本社移転

2023年5月

事業拡大にともない、神奈川県横浜市緑区に横浜オフィスを開設

2023年5月

大阪公立大学と「自閉症スペクトラム障害に対する自家臍帯血有核細胞を用いた治療法の開発」に関する研究者主導臨床研究契約を締結

2023年6月

さい帯由来幹細胞培養上清液製造サービスを開始

2024年11月

シンガポールに地域統括会社 STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD.を設立

2025年2月

新たな細胞処理及び保管センターの開設に向け、神奈川県横浜市に土地を購入

2025年5月

保管能力の増強を目的に細胞保管センターを神奈川県横浜市緑区に新設

(注1)「さい帯血」は、お母さんと赤ちゃんをつないでいる、へその緒や胎盤の中に含まれている赤ちゃんの血液であります。さい帯血には血液を造る「造血幹細胞」や、神経・軟骨・心筋細胞等さまざまな細胞に分化したり、各組織の修復に関与する「間葉系細胞」が含まれており、再生医療・細胞治療の貴重なソースとして、臨床研究が進められています。

(注2)ISO9001とは、製品の品質保証と顧客満足及び組織の管理・改善まで踏み込んだ品質マネジメントシステムの国際規格であります。

(注3)AmericanAssociationofBloodBanksとは、輸血、細胞治療分野で、提供者及び患者の安全を守るため設立された国際非営利団体であります。全世界50カ国に認証施設があり、輸血等に関連する安全性の基準、認証の付与、認証調査、教育プログラムを実施しています。

(注4)当社は、他家さい帯の提供並びにさい帯からの間葉系細胞の分離培養と拡大培養についての技術指導を行っております。