当社は、当社代表取締役社長兼執行役員CEOの秋山広宣によりSNSマーケティング連動型プリンターサービスの運営を目的として2015年9月に設立されました。その後、秋山は、シェアリングサービス先進国である中国において、人々が街中に点在する自動販売機のようなバッテリースタンドからスマートフォン用のモバイルバッテリーをレンタルし、使用後は身近のバッテリースタンドに返却している光景を目の当たりにしました。この経験から所有から共有へ変化している時代のニーズは、日本でも同様に存在すると考え、同様のサービスの日本への導入方法を模索いたしました。その後、2018年4月に香港でモバイルバッテリーシェアリングサービスを展開するCha Cha Station (Global) Holdings Limited(現 INFORICH ASIA HOLDINGS LIMITED)と業務提携が成立し、モバイルバッテリーシェアリングサービスのChargeSPOT事業を開始いたしました。
「ChargeSPOT」は「どこでも借りられて、どこでも返せる」をコンセプトに展開するスマートフォンのモバイルバッテリーシェアリングサービスです。ChargeSPOT事業は、2018年4月のサービス開始から順調に成長しており、2023年12月現在、国内のバッテリースタンド設置台数は42,439台、月間レンタル回数159万回、月間アクティブユーザー数※175万人となりました。また、海外のバッテリースタンド設置台数は、香港3,432台、中国本土4,747台※2、台湾8,808台※3、タイ870台※3、シンガポール22台※3、ネイティブアプリ※4の累計アプリダウンロード数※5は全世界で843万回となりました。今後も、カルチャーやビジネスの垣根を越えて展開できるような存在に進化させることで、世界をブリッジしてまいります。
※1 月に1回以上「ChargeSPOT」を利用したユニークユーザー数
※2 一部はフランチャイズにより展開しております。
※3 フランチャイズにより展開しております。
※4 ネイティブアプリとは、スマートフォンやタブレットのホーム画面に、App StoreやGoogle Playなどのアプリケーションストア経由でインストールして使用するアプリをいいます。
※5 累計ダウンロード数には、他社のプラットフォーム上で使えるミニアプリ等は含んでおりません。
当社設立以降の変遷は以下のとおりです。
年月 | 事業の変遷 |
2015年9月 | 東京都目黒区に株式会社INFORICH(当社)を設立 |
2015年9月 | SNSマーケティング連動型プリンターサービスのFOTOfwd事業を開始 |
2016年10月 | FOTOfwd事業をPICSPOT事業にサービス名変更 |
2018年4月 | Cha Cha Station (Global) Holdings Limited(現 INFORICH ASIA HOLDINGS LIMITED)と業務提携 |
| モバイルバッテリーシェアリングサービスのChargeSPOT事業を開始 |
2018年5月 | 防犯カメラ機能付きデジタルサイネージサービスのLiftSPOT事業を開始 |
| 東京都渋谷区に本社を移転 |
2019年3月 | 当社がINFORICH ASIA HOLDINGS LIMITED(現連結子会社)を子会社化 |
2019年3月 | ChargeSPOT事業へのリソースの集中を目的としてLiftSPOT事業を売却 |
2022年1月 | ChargeSPOT事業へのリソースの集中を目的としてPICSPOT事業を廃止 |
2022年2月 | 法人向けの販売網及び売上の拡大を目的として、 東京都渋谷区に株式会社CHARGESPOT MARKETING(現連結子会社)を設立 |
2022年12月 | 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 |
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(注)本報告書に記載のChargeSPOTは株式会社INFORICHの登録商標です。