（１）2024年3月期通期連結業績予想数値の修正通期連結業績予想につきまして、売上高については、第４四半期後半の客数が想定を上回って好調に推移したため、前回予想を上回る見込みです。営業利益、経常利益については、売上高の増加及び経費管理に努めたことにより、前回予想を上回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益が増益になったことに加えて、法人税等調整額（益）を計上したことにより、前回予想を上回る見込みです。（２）特別損失の計上当社及び当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損損失503,512千円（うち、54,102千円は第３四半期連結累計期間に計上済み）を計上いたしました。（３）法人税等調整額の計上当社及び当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産が増加し、法人税等調整額（益）386,550千円（うち、39百万円は第３四半期連結累計期間に計上済み）を計上いたしました。※上記予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

売上高につきましては、アジアのタイヤメーカーを中心としたバランシングマシンの売上検収が増加したことにより、前回発表予想を上回る見込みです。利益面につきましては、営業利益は顧客の特殊仕様を含む開発要素の高い製品を完成させるために、当初の見積原価を大幅に超える原価が発生したことにより、原価率が100％を超える売上が複数発生して収益を圧迫したことや、部品原価や人件費、諸経費等の全般的な製造原価高騰の影響が広範囲にわたり、想定以上に大きく収益を圧迫したことにより、前回発表予想を下回る見込みです。経常利益は円安で推移した結果、為替差益を計上したものの、営業利益の低下により前回発表予想を下回る見込みです。(注)上記の業績予想数値は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は、今後様々な要因により予想数値とは異なる可能性があります。

当社は、株主への利益還元を第一として、配当原資確保のための収益を強化し、継続的かつ安定的な利益配分を行うことを基本方針としております。この方針に基づき、１株あたり10円を予想しておりましたが、当期の業績等を勘案した結果、１株あたり１円増配の11円に修正いたします。なお、本件につきましては、2024年６月開催予定の第104期定時株主総会に付議する予定であります。

売上高、営業利益、経常利益は概ね予想値の通りに推移しましたが、特別利益として投資有価証券売却益を計上したことおよび租税特別措置制度の活用等により、当期純利益は予想値を大幅に上回る実績値となりました。