7314 小田原機器 企業サイト   Yahooファイナンス 日経新聞 株探 四季報

基本データ
【業種】輸送用機器
【市場】スタンダード(内国株式)
【決算期】12月
【会社設立】1979.10
【上場】2009.3
【直近決算日】2024-11-13
【決算予定日】

【時価総額】40億6900万円
【予想PER】27.82 倍
【PBR】1.01 倍
【自己資本比率】41.5 %
業績予想(通期のみ)
年度タイプ日付売上高営業利益経常利益純利益
2022-12新規2022-02-144263184183115
修正2022-11-144740(↑)-90(↓)-80(↓)-113(↓)
2023-12新規2023-02-134341152153101
2024-12新規2024-02-135648244216144
当社の前身は、1950年10月15日に神奈川県小田原市に富士写真フイルム株式会社(現富士フイルムホールディングス株式会社)の下請け事業として、補修用機械部品製作や生産設備のメンテナンスを行う目的で設立した、有限会社小田原鉄工所であります。その後、東京方面からの受注を求めて、1951年に東京都品川区へ東京工場を開設したことで大手精密機械メーカーや油圧機械メーカーと関わり業容も拡大、1952年に株式会社小田原鉄工所へ改組いたしました。
1957年ごろから試作品設備や製造装置の製作を依頼されるなかで、設備製造の技術、油圧空圧制御設計のノウハウを取得し、自社で機械装置の設計開発ができるまでになりました。
当社の主力であるワンマンバス機器の開発製造に関する事業は、1960年代後半より開始いたしました。当時の路線バスのワンマン化への移行をとらえ、神奈川県平塚市の神奈川中央交通株式会社の子会社で、ワンマンバス製品販売会社である湘南興業株式会社より委託を受け、紙に印刷する方式の「軟券式整理券発行機」を開発し生産したのが始まりであります。その後、1969年2月に湘南興業株式会社から営業権を買取り、設計、製造、販売の一貫体制が整いました。
1969年6月には機械設備、生産装置を担当する電装事業部とワンマンバス機器を担当する機器事業部の2部門に分かれ、2部門間で競争しつつ業績を進展させておりました。このようななかで、1971年には運賃として投入した硬貨を両替用種銭として再利用する、当時の類似する他社製品にはない構造を持った「硬貨循環式運賃箱」を発売するなど、当社発展の基礎が築かれていきました。また、紙幣両替機も独自に開発し、この紙幣判別技術を運賃箱に応用した業界初の「紙幣自動両替機付き運賃箱」を1977年に発売いたしました。そのほかにも、自動券売機や銀行ATM用コインユニットを手がけ、紙幣、硬貨、カード関連の処理に特化した技術を蓄積していきました。
1979年10月、組織を効率的に運営することを目的に、株式会社小田原鉄工所は資本金20,000千円で株式会社小田原機器、資本金10,000千円で株式会社小田原エンジニアリングを設立し、機器事業部、電装事業部の営業権をそれぞれの会社に譲渡することにより分社化いたしました。当社は株式会社小田原鉄工所から機器事業部の営業権を譲受け、従業員120名でワンマンバス機器関連の事業を引継ぎました。当社設立以降の主な変遷は以下のとおりです。

年月

事項

1979年10月

資本金20,000千円で株式会社小田原機器を神奈川県小田原市に設立、株式会社小田原鉄工所から機器事業部の営業権譲渡を受ける

1981年6月

東京営業所を東京都港区に開設

1981年9月

仙台営業所を宮城県仙台市太白区に移転

1984年4月

大阪営業所を大阪府大阪市住之江区に移転、九州営業所を福岡県春日市に移転

1985年9月

寿工場を神奈川県小田原市寿町に新設

1990年7月

本社工場を増改築

1995年5月

寿工場を本社工場に統合

1998年1月

九州営業所を福岡県福岡市博多区に移転し、西日本営業所に名称変更、大阪営業所を関西営業所に名称変更

1998年12月

広島営業所を閉鎖し、西日本営業所に統合

1999年10月

内製化強化のため、神奈川県小田原市に100%子会社である株式会社オーバルテック(現連結子会社)を設立

2001年7月

ISO14001認証取得

2002年11月

ISO9001認証取得

2003年3月

株式会社オーバルテックを神奈川県小田原市扇町に移転

2004年6月

本社工場を改築

2005年12月

株式会社小田原鉄工所より本社土地建物等を取得

2009年3月

ジャスダック証券取引所へ株式を上場

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)へ株式を上場

2010年10月

大阪証券取引所(JASDAQ市場)、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ株式を上場

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ株式を上場

2017年2月

仙台営業所を宮城県仙台市太白区の区内で移転

2017年9月

関西営業所を大阪府淀川区に移転

株式会社指月電機製作所の情報機器システム事業を譲受け

2017年12月

ソタシステム株式会社の株式を取得し、完全子会社化

2020年1月

株式会社オーバルテックの製造事業を譲受け

2020年2月

東京営業所を東京都墨田区に移転

2020年5月

株式会社アズマを神奈川県小田原市に設立

2020年7月

株式会社アズマが事業承継し奈良県生駒郡に移転

2022年3月

監査等委員会設置会社へ移行

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

2022年7月

工場及び株式会社オーバルテックを神奈川県小田原市寿町に移転