- 【業種】
- 輸送用機器
- 【市場】
- グロース(内国株式)
- 【決算期】
- 6月
- 【会社設立】
- 【上場】
- 2023.7
- 【直近決算日】
- 2025-05-15(3Q)
- 【決算予定日】
- 未定
- 【時価総額】
- 117億0000万円
- 【PBR】
- 3.24倍
- 【配当利回り(予)】
- 0%
この製品は、仏SAFRAN社との長期供給契約のもと、商業用航空機であるA320neoファミリー機と737MAX機に搭載される次世代エンジン「LEAP」に使用される。
同社は、難削材処理や特殊工程において自社開発した加工技術や検査体制を確立しており、特に量産加工において高い精度と品質を維持するための工程設計力を有している。
さらに、Additive Manufacturing技術を活用したeVTOL部品やガスタービン用部品の受託加工も行い、先進的な製造技術によって新たな市場にも対応できる体制が構築されている。
年度 | タイプ | 日付 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
2024-06 | 新規 | 2023-08-14 | 3,503 | 550 | 600 | 551 |
2025-06 | 新規 | 2024-08-14 | 3,760 | 500 | 435 | 450 |
変更 | 2025-02-14 | 3,550(⬇) | 500(→) | 435(→) | 450(→) | |
変更 | 2025-05-15 | 3,550(→) | 650(⬆) | 560(⬆) | 555(⬆) |
2【沿革】
当社は、2015年栃木県足利市において、航空機エンジン用チタンアルミブレードの製造販売を目的とする会社として、同じく栃木県足利市にある菊地歯車株式会社(以下、菊地歯車)から分社化して設立する形で創業いたしました。
菊地歯車は、2000年初めに当時主力顧客としていた自動車・建機産業各社のサプライチェーンの再編や世界的な景況の先行き不透明さを鑑み、これまで培った技術力を活かしてより付加価値のある産業領域への模索を始めました。その結果、産業規模・成長性・付加価値の高さ・挑戦に値するハードルの高さなど総合的に勘案し、グローバル航空製造事業への参入を目指すこととなりました。そして、当時菊地歯車の営業部長であった、当社の現代表取締役社長森西淳が航空機エンジンメーカー大手である仏SafranAircraftEngines社(以下、仏SAFRAN社)に対して、2011年頃から営業活動を行った結果、菊地歯車は、仏SAFRAN社とLEAPと呼ばれる次世代航空機エンジンに搭載されるチタンアルミブレードの取引契約を2013年11月に締結することとなりました。
一方で、チタンアルミブレードの事業規模が将来的に菊地歯車自体の事業規模を超える可能性があること、また、設備投資の規模が大きく、事業を行う上で出資者を募る必要性があったことから、菊地歯車から分社する形で、AeroEdge株式会社を設立することとなりました。
AeroEdge株式会社設立以後の当社に係る経緯は、次のとおりであります。
年月 |
概要 |
2015年9月 |
航空機エンジン用チタンアルミブレードの製造販売を事業目的としたAeroEdge株式会社を菊地歯車の100%出資により設立(資本金3,000万円) |
2016年1月 |
菊地歯車の航空宇宙部門をAeroEdge株式会社に分割。合わせて菊地歯車の一部従業員が当社に転籍 |
2016年3月 |
菊地歯車が仏SAFRAN社と締結していたLEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧ブレードの販売契約主体を、菊地歯車から当社に移管 |
2016年4月 |
栃木県足利市に本社工場竣工 |
2016年4月 |
チタンアルミブレード初出荷 |
2017年12月 |
経済産業省より「地域未来牽引企業」に選定 |
2018年7月 |
航空品質マネジメントシステム認証(JISQ9100:2016 & JISQ9001:2015(ISO9001:2015))(※)を取得 |
2018年9月 |
環境マネジメントシステム認証(JISQ14001:2015(ISO14001:2015))(※)を取得 |
2019年10月 |
国際特殊工程認証(Nadcap)(※)を取得 |
2023年7月 |
東京証券取引所グロース市場に株式を上場 |
2024年6月 |
本社工場敷地内に新工場(B棟)が竣工 |
(※)「3事業の内容用語解説」をご参照下さい。