車載用半導体やパワー半導体向けの売上が堅調であったことや、第４四半期からは生成AI向けの売上が本格化したことから売上高は前回発表予想を上回りました。利益につきましては、独自のコンプレッション装置の売上が増加し製品ミックスが改善したこと、また、連結子会社や関連会社からの受取配当金等により営業外収益が増加した結果、経常利益及び当期純利益は前回発表予想を上回りました。

【売上高】自動車関連の売上高は堅調でありましたが、他用途の売上高は在庫調整等の影響を受け予想より需要が減少したため、前回予想を下回る見込みであります。【営業利益】販売費及び一般管理費が抑えられたこと、為替相場が円安に推移したことにより、前回予想を上回る見込みであります。【経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益】期末日の為替相場が予想より円安で着地したことによる為替差益の計上等により、前回予想を上回る見込みであります。（注）上記に記載した予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって記載の予想と異なる可能性があります。

2024年３月期は主力の住宅資材事業が牽引し、売上高が概ね計画通りに進捗したことに加え、販売価格の改定等により売上総利益が想定を上回る状況で推移し、販管費におきましても運送費等が減少しております。さらに、新設住宅着工戸数が前年を下回る状況が続いていることを踏まえ、第４四半期は住宅資材事業の業績が落ち込む前提としておりましたが、販売価格の維持や販売構成の改善等に注力した効果もあり、想定を上回る状況で推移いたしました。一方、木質ボード事業では、連結子会社であるＥＮボード株式会社の生産量を保守的に見ていたため、同社の本来の事業計画からは下振れしておりますが、連結業績予想に対してはプラス要因となりました。これらの結果、各利益とも前回発表予想を上回る見込みとなりましたので、2024年３月期通期連結業績予想を修正いたします。なお、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、経常利益の増加に加え、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、法人税等が減少したことなどにより、プラス要因となっております。（注）本資料の予想数値につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。